茨城の干し芋

干し芋の製造に最適な気候の"茨城県"

なぜ茨城県産の干し芋がそんなに人気なの?と思うかもしれません。それは、単純に生産量が多いからか?
いいえ違います! 茨城県だからこそ美味しく作れる秘訣がそこにはありました。

豊かな土壌

サツマイモは地中でデンプンを蓄積するため、多量の窒素を必要とします。その為、やわらかめで通気性が良く、しかも保水力のある土壌が望ましいとされています。 当該地域一帯の土壌は黒い色をした腐植質の火山灰土壌で、ほしいも用の原材イモの栽培に最適なんです。

ほしいもに最適な風土

現在日本一の干し芋生産地である茨城県東部のひたちなか市、東海村、那珂市及びその一帯は、太平洋の海岸地域にあります。 この地域は、太平洋から一定の潮風が吹き込んできます。 この潮風こそ、干し芋の乾燥に適していて、美味しい干し芋づくりには欠かせません。

主なさつまいもの品種

サツマイモの種類はたくさんあります。
品種それぞれに特徴があり、干し芋になった時の違いを味わう事が出来ます。茨城県では玉豊・泉・紅はるかを中心に生産されています。

玉豊

干し芋としては、最もポピュラーな品種で「干し芋の歴史と共に歩んだ品種」と言っても過言ではありません。昔ながらの味わいで干し芋と言ったらコレ!という方は多いと思います。
紅はるかに比べて、やさしい甘さで口に入れた瞬間よりも噛んでいくごとに甘くなるのが特徴です。また、とてもやわらかく噛んでいくと歯にくっつくような粘りがあります。

干し芋で「幻の品種」と言われることの多い品種です。
玉豊に比べて収穫量が少なく、干し芋加工も手間がかかる為、生産が少ない希少な品種です。
粘り気が強く、柔らかな食感、濃厚な甘みが特徴です。コクのある味なのでファンも多いです。
手間はかかりますが、それだけ美味しい品種です。

紅はるか

近年人気の品種で甘さが強く、しっとり柔らかく、色が鮮やかな黄金色が特徴です。近年、栽培面積が増えています。
紅はるかの干し芋は、食べると強い甘さにもかかわらず後口はすっきりした上品な甘さを感じさせてくれます。また、干し芋としては珍しいねっとりとした食感も人気の1つです。
他の品種が干し芋にしたときに黒っぽい色になるのに対し、紅はるかは、品種本来の色が鮮やかな黄金色の干し芋ができあがります。

干し芋の作り方

干し芋を作るには時間と手間がかかります。干し芋.netは出来立ての美味しい干し芋をお届けします。

STEP.1
苗床づくり

3月は苗床作りです。ハウスの中に種芋を並べ、30℃前後に保った苗床で発芽させます。

STEP.2
サツマイモの苗植え

5月頃、うね上げし、畑に苗を1本1本で作業で植え付けます。

STEP.3
成長を見守る

何度も畑の草を除草しながら元気に育つように成長を見守ります。

STEP.4
芋掘り

10月から11月にかけて収穫し、熟成(でんぷんが糖分に変わる)を促す為に低温保存します。

STEP.5
干し芋づくりスタート

熟成が終わったサツマイモを丁寧に洗い、ゆっくり蒸していきます。

STEP.6
加工

蒸上がったら、熱いうちに手作業で皮をむき、平干しと丸干しの形に成形します。

STEP.7
乾燥

裁断し終えたらすぐ、簾(すだれ)の上に一枚ずつ丁寧に並べて乾燥させます。

STEP.8
袋詰め

干し芋が出来上がったら袋や箱に丁寧に詰めていきます。

STEP.9
発送

袋詰めされた干し芋をお客様に発送いたします。

干し芋は”準完全栄養食品”

干し芋はダイエットにも最適な、無添加の自然食品です。栄養バランスが良いことから”準完全栄養食品”と呼ばれていており、食物繊維をメインに、ダイエット中に不足しがちな栄養素がたっぷり含まれています。腹持ちもよく食べすぎを防止してくれます。

食物繊維

さつまいもには、水溶性食物繊維が多く含まれており、便秘予防に効果的です。

ビタミンB1

水溶性ビタミンの一種で、水に溶けやすい性質を持っています。インスタント食品の利用増加に伴い、ビタミンB1不足が危惧されています。

ビタミンC

美容のビタミンとして有名なビタミンC。女性や、たばこを吸われる方には特に意識して大目に摂取しましょう。美容に欠かせないビタミンです。

ビタミンE

エイジングケアビタミンと呼ばれるビタミンEは、健康を維持するために欠かせない大切な成分です。年齢が気になる方はチェック!

カリウム

体の中の余分な水分を調整してくれる働きはあります。お芋を干すことでカリウム含有量が2倍にも増えます。

鉄分

鉄分は、ほとんどの女性が不足しているとデータが出ているほど不足しがちな成分です。鉄不足を感じる方にはお芋はオススメです。

さつまいもは”低GI”食品

さつまいものGI値(グリセミック指数)は、白米や食パンよりも低く、約半分くらいの数値になります。低GI食品とは、食べた後の血糖値が上がりにくい食品のことをいいます。
GI値(グリセミック指数)とは、ブドウ糖を100とした場合を基準とした血糖の上昇率の事です。ダイエットにはGI値60以下の食品が適しており、さつまいものGI値は55(※)です。 ※さつまいもの個体差や調理法によって異なります。